おやすみ絵本
おやすみ絵本編集部2026年6月12日

おやすみ、ひなたとお花たち

表紙

ある夜(よる)、ひなたは庭(にわ)にいました。庭には、たくさんのお花が咲(さ)いていました。

でも、お花たちは眠(ねむ)れないようです。タンポポは心配(しんぱい)そうな顔(かお)をしています。

「どうしたの?なんで寝ないの?」ひなたが聞きます。タンポポは答(こた)えました。「風(かぜ)が吹(ふ)いて、私(わたし)の種(たね)が飛(と)んでいってしまうかもしれない。」

挿絵

次(つぎ)に、チューリップが言(い)います。「私は、明日(あした)、みんなに見(み)てもらえるか心配(しんぱい)なんだ。」

ひなたは、タンポポの花びらをそっとなでながら言(い)いました。「大丈夫(だいじょうぶ)だよ。」

そして、チューリップの花びらも優しく触(ふ)れました。「みんな、きっと見(み)てくれるよ。」

挿絵

そう言(い)って、ひなたは子守唄(こもりうた)を歌(うた)い始(はじ)めました。

お花たちは、ひなたの声(こえ)を聞(き)いて、少しずつ心が落ち着(おちつ)いていきます。

「聞(き)いてくれて、ありがとう」とタンポポが言(い)いました。チューリップも「私(わたし)も安心(あんしん)したよ。」と言(い)います。

とうとう、夜(よる)が深(ふか)くなり、ひなたもお花たちに囲(かこ)まれて、ぐっすり眠(ねむ)りました。